国産ジン「六」と「翠」の違いとは?サントリー銘柄を徹底比較

アイキャッチ(1200×630) (9)

ジン「ROKU(六)」と「翠(SUI)」は、どちらもサントリーから発売されているジャパニーズジンです。
「同じジンだけど、どんな違いがあるの?」と疑問に思ったこともあるのではないでしょうか。

ROKUと翠には日本固有のボタニカルが使用されているという共通点がありますが味や価格帯は異なり、当記事では実際に飲み比べつつ、味わいやボタニカルの違いなどを紹介します。

どちらを購入しようか迷っている方は、参考にしてみてください。

この記事を書いた人
まむ
  • 都内オーセンティックバーの元バーテンダー
  • ウイスキーエキスパート所持

ジンやウイスキーを中心に、これまで300種類以上のお酒を飲んできました。実体験をもとに、「本当に美味しい」と思ったお酒を紹介します。

目次

ROKU(六)と翠(SUI)の味の違い

翠(700ml)と六(200ml)
翠(700ml)と六(200ml)

まずはROKU(六)と翠(SUI)を「ストレート」「ジンソーダ」で飲んでみました。
それぞれの味わいと感じた違いを紹介します。

「ストレート」で飲み比べ

▼ROKU
ROKUは桜の香りが漂う、甘みのあるジンです。
舌触りはまろやかで香りはフローラル。余韻は長めでストレートでじっくり味わえます。

まむ

繊細な香りが楽しめます!

▼翠
一方、翠はクリアでクセがなく、ボタニカルの香りはROKUに比べると弱い印象です。
ジュニパーベリーの香りはあまり強くなく、その分アルコールの刺激が際立って感じられました。

まむ

ハーブ香が弱く、個人的には物足りない・・・。

クリアな味わいなので、ストレートよりも炭酸やジュースで割って食中酒として飲むのが良さそうです。

「ジンソーダ」で飲み比べ

六のジンソーダと翠のジンソーダ

▼ROKU
ROKUのジンソーダは非常に上品で飲みやすく、クセがないためどんな料理とも合いそうです。

まむ

ソーダで割ると柑橘の香りが強まり、みずみずしい味わい。

茶葉のビターなニュアンスも出てきて、ストレートとは違ったROKUの美味しさを味わえます。

▼翠
翠のジンソーダは、シトラス香が際立った爽やかな味わいでした。
ROKUに比べると少々渋みがあり余韻に苦味が残りますが、気になる場合はレモンを搾ると飲みやすくなるでしょう。

まむ

ソーダ割りはどちらもgood!

ROKUも翠も、シトラス系ジンが好きな人におすすめです。

ROKU(六)と翠(SUI)の違い【価格やボタニカルなど】

寝かせた翠(700ml)と六(200ml)

ROKUと翠の概要を比較してみます。

写真のROKUは200mlの小瓶ですが、700mlの容量同士の概要を表にまとめてみました。

ジャパニーズクラフトジンROKU(六)ジャパニーズジン翠(SUI)
希望小売価格
(税別)
4,000円(700ml)1,380円(700ml)
アルコール度数47%(日本)
43%(日本以外)
40%
ボタニカル14種類11種類

それぞれの違いを解説します。

名称の違い

両ジンの正式名称を見ると、まず肩書きといえる部分が異なります。

  • サントリー ジャパニーズクラフトジン ROKU(六)
  • サントリー ジャパニーズジン 翠(SUI)

ROKU(六)には「クラフト」という文言が入っており、プレミアム感がアピールされています。

クラフトには技術や手芸といった意味があり、もともとは機械ではなく職人が手作りした逸品、さらに「少量生産」である製品を指す言葉でした。
このROKUの場合は「技術にこだわりがある」という意味で付けられた肩書きだと思われます。
一方の翠(SUI)には「クラフト」の文言はありません

また、ROKUは漢字の「六」よりローマ字の「ROKU」先に来ており、世界を視野に入れた製品であることが窺えます。
一方、日本市場をメインターゲットにしている翠は、ローマ字の「SUI」よりも漢字の「翠」が先に来ています。

価格とアルコール度数の違い

ROKUと翠の価格・アルコール度数を比較してみましょう。

ROKU(六)翠(SUI)
希望小売価格
(税別)
4,000円(700ml)1,380円(700ml)
アルコール度数47%(日本)
43%(日本以外)
40%

700mlの同じ容量でも、ROKUは翠の価格の2倍以上の価格です。

スコットランドの「ザ・ボタニスト」や「ヘンドリックス」と同じくらいの値段で、ROKUはやや高めの価格帯のジンといえるでしょう。

まむ

アルコール度数もROKUのほうが高めですね。

一方、翠はROKUよりもかなりリーズナブルで、イギリスの「ビーフィーター」や「ゴードン」と同程度の価格です。

ボタニカルの違い

ジンのボタニカル

翠とROKUのボタニカルは、数や種類が異なります。
ボタニカルの内容を表にまとめました。

ROKU(六)翠(SUI)
ボタニカルの数14種類11種類
伝統的なボタニカル
(共通)
【8種類】
・ジュニパーベリー
・コリアンダーシード
・アンジェリカルート
・アンジェリカシード
・カルダモンシード
・シナモン
・ビターオレンジピール
・レモンピール
和のボタニカル【6種類】
・桜花
・桜葉
・煎茶
・玉露
・山椒
・柚子
【3種類】
・緑茶
・生姜
・柚子

翠とROKUも、ジン製造に使われる伝統的なボタニカル8種類は共通です。

一方、個性をつくる「和のボタニカル」を見ると、翠は3種類であるのに対しROKUは6種類と多くの植物を掛け合わせています。
和素材由来の桜の柔らかなニュアンスや山椒が、ROKUの大きな特徴といえるでしょう。

ボタニカルの風味や効果について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

あわせて読みたい
ジンの「ボタニカル」とは?基本の25種類を徹底解説! ジンはスパイシーでドライな独特の香りを持つスピリッツです。 そのユニークな風味の素となっているのが、ジュニパーベリーをはじめとする様々な「ボタニカル」から抽出...

どちらを買うべき?ROKU(六)と翠(SUI)がおすすめの人

ROKUと翠、どちらを買おうか迷っている方のために、おすすめの人を考えてみました。

なお「どちらも飲みたい」「飲み比べたい」という人には、お得で素敵な飲み比べセットがおすすめです。

ROKU(六)がおすすめの人

  • 日本特有のジンを味わいたい人
  • 海外のクラシックなジンの味わいが苦手な人
  • ちょっと良いジンが飲みたい人
  • ギフトを探している人

ROKUの大きな特徴は、日本らしい桜のニュアンス。
この「日本らしさ」を味わってみたい人にROKUはおすすめです。

また、ROKUは非常に優しい味わいなので「海外の有名どころのジンは少しキツイ」という人でも、スルっと飲めるのではないでしょうか。

ただ、ROKUは割りと良いお値段で、毎日飲むようなデイリージンにするにはお高めかな…というのが正直なところ。
ですので「ちょっといいことがあった日に飲める良いジンが欲しい」「ギフトにしたい」という人にも、ROKUはおすすめです。

さらにROKUを詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

あわせて読みたい
ジン ROKU(六)の味とは?おすすめの飲み方・割り方を解説 ジン「ROKU(六)」は日本の四季を表すボタニカルが入ったジャパニーズジンで、サントリーが製造しています。 サントリーのジンといえば、ぐいぐいと有名になってきてい...

翠(SUI)がおすすめの人

  • ソーダ割りで飲める食中酒を探している人
  • リーズナブルなジンを探している人
  • ジンの柑橘系の香りが好きな人

翠はジンソーダにすると料理に合わせやすい食中酒になるので、食事中のお酒として毎日飲めるリーズナブルなジンを探している人には、翠がおすすめです。

また、柚子由来の柑橘の香りも楽しめるので、そういったシトラス系の香りが好きな人にも好みに合うでしょう。

なお、柑橘よりもハーブ香がお好きなら、同じ価格帯のジン「ゴードン」がおすすめです。
興味のある方は、以下の記事も参考にしてみてください。

あわせて読みたい
ゴードンジンとは?特徴や終売ボトル、飲み方を徹底解説! イギリス産の「ゴードン」ジンは、しっかりとボタニカルの風味が味わえるロンドン・ドライジンです。コストパフォーマンスが高くカクテルに適したオールマイティなジン...

最後に

ジンソーダで乾杯

サントリーのジン「ROKU(六)」と「翠(SUI)」の違いを紹介しました。

ROKUには6種類の和素材ボタニカルが使用されており、桜の香りと繊細さが特徴的です。
一方の翠は、ジンソーダで飲む爽快さが魅力といえるでしょう。

ROKUと翠。
好みや飲み方、用途に合わせてぜひお好きな方を選んでみてくださいね。

アイキャッチ(1200×630) (9)

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次