ビーフィータージンとは?おすすめの飲み方・味わい・製法などを解説

「ビーフィーター」ジンとは?味や製法、おすすめの飲み方を解説

ビーフィーターは有名なロンドンドライジンで、各国のバーテンダーに愛されているジンです。クリーンで柑橘の香りが強く、カクテルベースとしても優秀なビーフィーターについて、美味しい飲み方や歴史市などを紹介します。
ビーフィーター 24、ビーフィーター ピンクストロベリーといった他のラインナップも紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

この記事を書いた人
まむ
  • 都内オーセンティックバーの元バーテンダー
  • ウイスキーエキスパート所持

300種類以上のお酒を飲んできた実体験を基に「本当に美味しい!」と感じたお酒を紹介しています。

当ブログでは、国内外の公式サイトや関連書籍といった信頼性の高い情報に基づいて記事を作成しています。

目次

ビーフィーターとは

ビーフィーター

ビーフィーターは、1876年創業のイギリスを代表するロンドンドライジンです。ジンのボタニカルとして、初めてオレンジピールを採用したことでも知られている、老舗のジンブランドです。

代表銘柄Beefeater Gin
原産国イギリス
製造元ペルノ リカール
蒸留所ビーフィーター蒸留所
ボタニカル9種類

30秒で読める!ビーフィーターの特徴5つ

「ビーフィーターのユニークポイントだけ知りたい」という方のために、代表的な特徴を5つ紹介します。

  • ビーフィーター(beefeater)の名前の由来は、ロンドンの衛兵
  • ジンのボタニカルとして、初めてオレンジピールを採用
  • ボタニカルは24時間浸漬させ、じっくり7時間かけて蒸留
  • おすすめの飲み方はジントニックとジンライム
  • アルコール度数47%は2025年に終売

ビーフィーターの味/レビュー

ボタニカル由来の柑橘系の香味が強く、やや苦みと酸味があります。フローラルなボンベイサファイアとは対照的で、ジンの力強さが感じられます。

まむ

植物の心地よい苦味。カクテルベースとしても優秀!

王道のロンドンドライジンといった味わいで、ジントニックやジンライムなどカクテルで楽しめるビーフィーター。プレミアムラインのビーフィーター24は、ストレートやジンライムがおすすめです。

名前の由来

ビーフィーター
Beefeater Photo by PRA
CC BY-SA 3.0Wikimedia Commons

「ビーフィーター(beefeater)」とは、ロンドン塔のイギリス王室の宝を守る近衛兵の集団、ヨーマン・ウォーターズの愛称です。彼らは、国王主催のパーティーの後の残った牛肉の持ち帰りを許されていたことから、beefeater(牛肉を食べる人)と呼ばれていたそう。

まむ

ラベルには近衛兵の凛々しい姿が描かれています。

ビーフィーターの創業者ジェームズ・バローズ氏はビーフィーターをロンドンらしいジンにしたいと考え、ロンドンの象徴としてbeefeaterを名前に採用しました。

ビーフィーターの製法

力強い味わいを生み出すビーフィーターのボタニカルと製法を解説します。

ボタニカル

オレンジ

ビーフィーターは、9種類のボタニカルが使用されています。

  • ジュニパーベリー
  • レモンピール
  • セビルオレンジピール
  • アーモンド
  • オリスルート
  • コリアンダーシード
  • アンジェリカルート
  • アンジェリカシード
  • リコリス

レモンピール・セビルオレンジピールはビーフィーターのキーボタニカルです。セビルオレンジは別名ビターオレンジといい、果皮が厚くペクチンと油分が豊富です。

ジンのボタニカルに最初にオレンジピールを配合したのはビーフィーターの創業者、ジェームズ・バローです。セビルオレンジピールは、ビーフィーターのオレンジ特有の香り、さわやかな柑橘香を生み出す役割を担っています。

ビーフィーターのボタニカル

ボタニカルを選別しているのは、ビーフィーターのマスターディスティラーです。彼の下には毎年全てのボタニカルが集められ、ジュニパーベリーひとつとっても150種類以上が揃うとのこと。ロシアやルーマニア、ブルガリアでとれたボタニカルなどさまざまな素材が集められ、丹念に選別されています。

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製法

ビーフィーター蒸留所のスチル
Beefeater Distillery Photo by Ungry Young Man
CC BY 2.0Wikimedia Commons

ビーフィーターの蒸留は浸漬法で、ポットスチルで蒸留後、スチルにボタニカルを加えて約24時間浸漬します。スティーピング(浸漬)という工程で、じっくり時間をかけてボタニカルの複雑なフレーバーをしっかりと原酒に溶けこませます。

スティーピングの後は、さらに7時間かけて再蒸留。蒸留液の初め(ヘッド)と終わり(テール)の部分はカットされ、より純粋なスピリッツを抽出します。なお、このカットされたヘッドとテールは次の蒸留にはリサイクルされず、処分されます。蒸留後のスピリッツはスコットランドのグラスゴー近郊にあるキルマリッド工場に送られ、アルコール度数の加水調整後に瓶詰めされます。

ビーフィーターの歴史【創業者・蒸留所】

ビーフィーター社を興したのは、ジェームズ・バローという人物です。創業者と蒸留所の設立について紹介します。

創業者ジェームズ・バロー

ジェームズ・バロー
ジェームス・バロー:https://www.beefeaterdistillery.com/

1863年、薬局を経営していたジェームス・バローは、ロンドンのチェルシー蒸留所を買収しました。チェルシー蒸留所は1820年創立の古い蒸留所で、ジェームス・バローはジン、キュラソー、マラスキーノ、チェリー・ブランデーなどを製造しました。

薬学の知識のあるジェームズ・バローはボタニカルの配合を熱心に研究し、1879年、初めてセビルオレンジピールを使ったジンを完成させました。これが柑橘系の豊かなフレーバーが感じられるビーフィーターの始まりです。薬学の知識だけでなく経営力にも長けたジェームス・バローの手腕で、ビーフィーターは発売直後から大人気となり、バローズ社の看板商品へと成長しました。

ビーフィーター蒸留所

20世紀に入るとビーフィーターの海外輸出が始まり、事業拡大に伴って拠点はチェルシーからランベスに移動しました。その後1958年、現在のケニントンに移動。販売数は順調に伸び続け、毎年300万ケース(9L換算で2700万L)のビーフィーターを製造していました。ビーフィーター蒸留所には瓶詰めの設備はなく、蒸留後はスコットランドのキルマリッド工場でボトリングされます。

このビーフィーター蒸留所は2014年5月にビジター・センターをオープンしており、自社製品の製造の様子を公開しています。

ビーフィーターのおすすめの飲み方・カクテル

ライムのカクテル

ビーフィーターを自宅で飲むなら、ジントニックとジンライムで飲むのがおすすめです。どちらも家で簡単に作れるカクテルで、次章でくわしいレシピを紹介します。
また、ビーフィーターはカクテルベースとして使いやすく、Barで使用されることが多いジンです。Barで飲むならマティーニやホワイトレディ、ブルームーンが個人的にはおすすめ。さまざまなカクテルで試してみてください。

自宅で作れるジンカクテルのレシピを知りたい方は、こちらの記事もどうぞ。

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ジントニック

ビーフィーターのおすすめの飲み方はジントニックです。ビーフィーターはライム果汁と非常に相性が良く、ほろ苦さと爽快感のバランスが取れた美味しいジントニックになります。

▼材料
・ビーフィーター:30ml
・ライム:1/8個
・トニックウォーター:90ml

▼美味しい作り方
① タンブラーに氷を入れジンを注ぎ、くし切りで1/8にカットしたライムを搾り入れる
② 5~6回ほどステアして果汁とジンを混ぜる
③ なるべく氷に当てないようにトニックウォーターを注ぎ、1~2回さっとステアして完成

使うトニックウォーターによって、味わいを変えれれます。甘めに作りたい方はウィルキンソン、ほろ苦さを求めるならシュエップスを使ってみてください。半量をソーダにして、ジンソニックにするのもおすすめです。

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ジンライム

ビーフィーターの味わいをダイレクトに感じたいなら、ジンライムもおすすめです。ロックスタイルにライムを搾り入れる、シンプルな飲み方です。

▼材料
・ビーフィーター:40~60ml
・ライム:1/8個

▼美味しい作り方
① ロックグラスに氷を入れてジンを注ぐ
②くし切りで1/8にカットしたライムを搾り入れる
③果汁とジンがなじむように12~16回ほどステアする

ビーフィータージン47%は終売

アルコール度数47%のビーフィーターは終売しています。かつてビーフィーターには40%と47%2種類のボトルがありましたが、47%は2025年に製造終了しました。

まむ

47%のほうが好きだったのに。ショック。

▼まだ在庫がある販売店でも、今後は入手が難しくなるでしょう・・・。

ビーフィーター
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ビーフィーターのラインナップ

ビーフィーターのラインナップを紹介します。

ビーフィーター ジン

ビーフィータージン

スタンダードのビーフィータージンで、アルコール度数は40%です。ジンの力強い風味が味わえ、カクテルにしてもボタニカルの風味がしっかり残ります。王道のロンドンドライジンです。

ビーフィーター 24

ビーフィーター 24

ボタニカルに日本茶が入っている風味豊かなジンで、名前の「24」は24時間刺激的な街・ロンドンのイメージから付けられました。ビーフィーターの製法の特徴である24時間のスティーピング(ボタニカルの漬け込み)も意味しています。

ボタニカルは12種類。最初の3種類が「ビーフィーター 24」独自のオリジナルボタニカルで、後の9種は「ビーフィーター」にも使用されている共通のボタニカルです。

  • 日本の煎茶
  • 中国緑茶
  • グレープフルーツピール
  • レモンピール
  • アーモンド
  • セビルオレンジピール
  • コリアンダーシード
  • オリスルート
  • リコリス
  • アンジェリカルート
  • ジュニパーベリー
  • アンジェリカシード

ビーフィーター 24の味/飲み方

クリアでボタニカルの風味が強く、スタンダードの「ビーフィーター」と全く別物といってもいいほど。洗練された味でそのまま飲んでも美味しく、ショートカクテルのベースにもぴったりです。

まむ

ボタニカルの種類と配合を変えるだけで、こんなに味が変わるのかと驚かされます!

おすすめの飲み方はスタンダード同様にジントニックやジンライム、それにジンリッキーなど。Barで飲むなら、マティーニが一押し。ビーフィーター 24のマティーニは、キンと澄んだ上品な味わいが魅力です。

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ビーフィーター ピンクストロベリー

ビーフィーター ピンクストロベリー

ビーフィーターにストロベリーリキュールをブレンドした、2019年発売のフレーバードジンです。アルコール度数は37.5%で、可愛い見た目に甘いストロベリー風味が特徴です。ソーダやグレープフルーツジュースで割って気軽に楽しめる、おしゃれなピンクジンです。

ビーフィーター クラウンジュエル

ビーフィーター クラウンジュエル

ビーフィーター クラウンジュエルは1990年代前半から2009年まで免税店限定で販売していたジンで、再発売を求める声えて限定販売でリリースされました。
クラウンジュエルとはビーフィーターの象徴であるロンドン塔に保管されているイギリス王室の宝物のこと。ボタニカルはにはビーフィーターに使用されている9種に加え、グレープフルーツピールが使用されています。

クラウンジュエルの名にふさわしい高級感のあるボトルで、アルコール度数50%の力強い風味と濃厚な柑橘の香りが楽しめます。

BEEFEATER(ビーフィーター)
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ビーフィーター バローズリザーブ

創業者のジェームズ・バローが19世紀に使用していたポットスチルで蒸留した珍しいビーフィーターです。ファーストバッチは食前酒で有名なフランスの果実酒ジャン・ド・リレの樽、セカンドバッチはボルドーのワイン樽で熟成されており、樽由来の豊かなフレーバーが楽しめるユニークなジンです。

最後に

さまざまなビーフィーター

世界中に愛されているジンのビーフィーターは、ロンドンの象徴、beefeaterの名前にふさわしい品格あるジンです。飲みやすい味わいで、リーズナブルな点も魅力といえます。
色々な飲み方で楽しめるビーフィーターを、ぜひ一度味わってみてください。

「ビーフィーター」ジンとは?味や製法、おすすめの飲み方を解説

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