ホワイトホース12年を解説!家飲みピッタリのデイリーウイスキー

ホワイトホース12年を解説!家飲みピッタリのデイリーウイスキー

ホワイトホースはブレンデッドスコッチで、1890年に生まれた歴史あるウイスキーです。アイラの名酒ラガヴーリンがキーモルトで、ピート香が楽しめるのが大きな特徴です。 

中でも、日本限定でリリースされている「ホワイトホース12年」は、長期熟成の原酒がブレンドされており、原酒由来のピート香とまろやかな味わいが魅力。飲みやすく、食中酒にピッタリです。

まむ

ホワイトホースのハイボール、大好き!
外飲みで店にあると、テンション上がる。

デイリーウイスキーにもおすすめのホワイトホース12年の味わいや歴史、製法の特徴を紹介します。

この記事を書いた人
まむ
  • 都内オーセンティックバーの元バーテンダー
  • ウイスキーエキスパート所持

300種類以上のお酒を飲んできた実体験を基に「本当に美味しい!」と感じたお酒を紹介しています。

当ブログでは、国内外の公式サイトや関連書籍といった信頼性の高い情報に基づいて記事を作成しています。

目次

ホワイトホース12年とは

ホワイトホース12年

ホワイトホース12年は日本市場専用に開発されたスコッチで、かすかなピート香や華やかでフルーティな香りが魅力のブレンデッドウイスキーです。

◆ホワイトホースの基本情報◆

代表銘柄White Horse
原産国/種類スコットランド/ブレンデッドスコッチウイスキー
製造元ディアジオ
販売元キリンホールディングス
キーモルトラガヴーリン

30秒で読める!ホワイトホースの5つの特徴

「ホワイトホースのユニークポイントだけ知りたい」という方のために、30秒で読める5つの特徴を紹介します。

  1. 創業者はレストレス・ピーター(不眠不休のピーター)
  2. 名前の由来は、酒場兼宿屋の「白馬亭」
  3. リリース当時は珍しいアイラモルトがキーモルト
  4. 世界に先駆けてスクリューキャップを採用
  5. ホワイトホース12年は日本限定で、和食にも合う味わい

ホワイトホース12年の味/レビュー

ホワイトホースのハイボール

香りはカカオやナッツ、そしてしっかりピートの香り。トロリとした口当たりで、花の蜜のような軽やかな甘みがあります。
加水しても味わいが薄まることはありません。ハイボールでもピーティーさが堪能でき、かといって主張が強すぎないので食中酒にピッタリ。

まむ

合わせる料理を選びません。
和洋中、甘味もいけます。

ハイボールを作るなら、レモンやライムは絞らないシンプルなプレーンハイボールがおすすめです。
美味しい作り方は、ハイボールの美味しい作り方(ハイボールにおすすめのバーボン15選)をご覧ください。

ホワイトホース ファインオールドとの違い

ホワイトホースのラインナップには、12年の他に「ホワイトホース ファインオールド」がリリースされています。ファインオールドは、飲みやすさを重視したブレンドで、12年のように熟成年数は明示されていません。軽やかで穏やかなモルト香と穀物系のほのかな甘み、気軽に楽しめるスムーズな飲み口が特徴。

12年に比べるとやや物足りない印象はあるものの、リーズナブルに楽しめるホワイトホースです。

ホワイトホースの歴史

ホワイトホースは19世紀後半、スコットランドのウイスキー商社から誕生しました。その始まりの歴史を、創業者や名前の由来と合わせて紹介します。

創業者はピーター・ジェフリー・マッキー

ホワイトホースをつくったのは、ピーター・ジェフリー・マッキー(Sir Peter Jeffrey Mackie)という人物です。その働きぶりやエキセントリックな行動から「天才、誇大妄想狂、奇人が3分の1ずつ同居する人物」と評された、ウイスキー業界のパイオニアです。

まむ

レストレス・ピーター(不眠不休のピーター)と呼ばれていたそう。

ピーター・マッキーの風刺画。キャプションには「不眠不休のピーター」と書かれている。(1908年:レスリー・ウォード(Spy)画/Public Domain)
「不眠不休のピーター」と題されたピーター・マッキーの風刺画
(1908年:レスリー・ウォード(Spy)画/Public Domain)

1878年、当時23歳だったピーターは、伯父の会社であるマッキー&カンパニー(Mackie&Co.)に入社しました。そこで伯父が経営に携わっていたラガヴーリン蒸留所に派遣され、そこでウイスキーづくりの基礎を学びます。休みなく熱心に働くピーターは、次第に頭角を現します。

1880年代、マッキー家は自社のアイラモルトであるラガヴーリンを核としたブレンデッドスコッチの構想を練り始めます。当時のブレンデッドは飲みやすく軽いタイプが主流で、クセのあるアイラモルトを核としたスモーキーなブレンデッドスコッチは珍しい存在でした。

そして1890年、ピーター・マッキーは高品質なブレンデッドウイスキーとしてホワイトホースを発売します。伯父から会社を引き継いだピーターは、マッキー&カンパニー(Mackie&Co.)として事業を本格化させ、翌 1891年に「ホワイト ホース」ブランドを正式に登録しました。

ピーターはその後も、ラガヴーリンやホワイトホースの品質向上に尽力し、精力的に複数の蒸留所を経営します。スコッチウイスキーの最低熟成年数の規定を求める運動にも携わり、スコッチ業界全体の品質向上にも貢献しました。

スコッチウイスキーの最低熟成年数

当時は最低熟成年数の規定がなく、蒸留したばかりのスピリッツがそのまま販売されることもあり、品質にばらつきがあった。1915年の法律制定「Immature Spirits(Restriction)Act/未熟成スピリッツ規制法」により、スコッチウイスキーは最低2年(後に3年に延長)の木樽熟成が義務付けられた。

名前の由来は「白馬亭」

ジェームズ・ポラード作「ピカデリーのホワイトホース・セラー」(19世紀、イギリス) Public Domain(パブリックドメイン)
ピカデリーのホワイトホース・セラー/ジェームズ・ポラード作
(19世紀、イギリス/ Public Domain)

ホワイトホースの名前の由来は、マッキー家が所有していたエジンバラの宿屋「ホワイトホース・セラー(白馬亭)」です。1742年に創業したこの宿屋は酒場を兼ねた施設で、エジンバラからロンドンに向かう乗合馬車の出発点として知られていました。馬車で旅立つ乗客たちには、ウイスキーも提供されていたといいます。

ホワイトホース・セラーは、スコットランドの歴史において特別な意味を持つ場所でもありました。1745年、スコットランド独立を掲げてエディンバラに進軍したジャコバイト軍が、この宿を定宿としていたのです。

ジャコバイト

イングランドで起こった名誉革命(1688年)の、反革命勢力の通称。追放されたスチュアート朝のジェームズ2世と直系男子を正統な国王であるとして復位を支持した。

ジャコバイト軍の拠点となったこの宿屋は、スコットランド人にとって自由と独立の象徴でした。多くのブランド創業者が自らの名をウイスキーの銘柄名にする中、ピーターがあえてこの歴史的な宿屋の名を選んだのは、スコットランドの誇りと独立への想いを表現するためだったといえるでしょう。

ホワイトホースの製法

ホワイトホースは、アイラ島のラガヴーリンをキーモルトとしたブレンデッドスコッチウイスキーです。アイラモルトを中核に据えたブレンデッドウイスキーは当時珍しく、ホワイトホースの大きな特徴です。

キーモルトのラガヴーリンとは

Lagavulin Distillery (Photo by William Murphy, CC BY-SA 4.0) Wikimedia Commons httpscommons.wikimedia.orgwikiFile2019-05-05_Lagavulin_Distillery.jpg)
Lagavulin Distillery Photo by William Murphy
CC BY-SA 4.0 Wikimedia Commons

ホワイトホースのキーモルトであるラガヴーリンは、ピーティーでスモーキーな風味のアイラモルトです。ラガヴーリンという名は「水車小屋のある湿地」を意味し、その名の通り、上質なピート(泥炭)が採れる湿地帯に蒸留所が位置しています。

ラガヴーリンの製法は、アイラモルトの中でも特に時間をかけることで知られています。初留に5時間、再留に10時間という長時間蒸留を行い、さらに発酵や熟成にも十分な時間をかけることで、重厚でリッチな味わいが生み出されます。
このピーティーでスモーキーな風味を持つラガヴーリンが、ホワイトホースの個性を決定づける核となっているのです。

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スクリューキャップの採用

1920年代、ホワイトホースは世界に先駆けてスクリューキャップを採用しました。従来のコルク栓から金属製のスクリューキャップに変更したことで、保存性が大幅に向上し、約6カ月で売上が2倍に達したといわれています。

最後に

ホワイトホース12年を紹介しました。
アイラの名酒ラガヴーリンをキーモルトに、12年以上の長期熟成原酒がブレンドされたプレミアムなウイスキーで、ほどよいピート香と飲みやすさを兼ね備えた味わい。ハイボールにすれば、食中酒として幅広い料理に合わせられます。

ピーティーな味わいが手軽に味わえるホワイトホース12年は、まざにデイリーウイスキーにピッタリ。ぜひ一度味わってみてください。

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