ロイヤル・ブラックラ体験ディナー!ROYAL BRACKLA THE FINISHING TOUCH【レポート】

ロイヤルブラックラ体験イベントレポート

2024年5月、ロイヤル・ブラックラを体験するディナーイベント「ROYAL BRACKLA THE FINISHING TOUCH」が、渋谷を一望できるグリルダイニング「STEREO」で開催されました。

フレンチのフルコースとともにウイスキーを楽しみながら、さまざまな角度からロイヤル・ブラックラを味わい尽くす非常に密度の高いイベントです。

グリルダイニング「ステレオ」の店内の様子
画像:ROYAL BRACKLA THE FINISHING TOUCH

今回はそんな「ROYAL BRACKLA THE FINISHING TOUCH」の参加レポートを紹介します。
当イベントの次回開催日を知りたい方は、以下の公式サイトをチェックしてみてください。

ROYAL BRACKLA THE FINISHING TOUCH

この記事を書いた人
まむ
  • 都内オーセンティックバーの元バーテンダー
  • ウイスキーエキスパート所持

ジンやウイスキーを中心に、これまで300種類以上のお酒を飲んできました。実体験をもとに、「本当に美味しい」と思ったお酒を紹介します。

目次

王のためのウイスキー|ロゴに隠された秘密

ロイヤル・ブラックラ蒸留所は200年以上の歴史を誇る蒸留所で、1833年に英国王室御用達(ロイヤルワラント)の称号を授与されています。

まむ

通称「王のためのウイスキー」。

(The King’s Own Whisky)

蒸留所があるのは、シェイクスピアの『マクベス』に登場するコーダー城の敷地内。
イベントでは『マクベス』のエピソードと、ロイヤル・ブラックラのロゴに隠された秘密が丁寧に紹介されました。

ロゴの右部分は『マクベス』の物語を象徴しており、マクベスが王を刺した剣と赤い流血、コーダー城の城壁、魔女の大釜が描かれています。
一方、ロゴの左部分は蒸留所のシンボルで、王冠とポットスチル、水源であるコーダー川の波紋と川に集うカモが描かれています。
さらに中央に描かれているのは、樽の王冠や原料の麦、シェリーを表すブドウです。

まむ

ロイヤル・ブラックラのストーリーを全て表現した、ダイナミックなロゴ!

イベントではロイヤルワラントを授与した経緯やシェリーとの強い関係性が解説され、食事を楽しみながらブランドのストーリーを深く知ることができました。

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テイスティングで味わうシェリー樽の魅力

ロイヤルブラックラ12年のストレート
ロイヤルブラックラ12年のストレート

イベントでは、ゲストバーテンダー野間真吾さんのレクチャーによるテイスティングも楽しめました。
色合い、香り、余韻を解説付きで楽しみ、さらにトワイスアップの味わい方も解説されます。

ロイヤル・ブラックラの大きな特徴は、シェリー樽によるフィニッシュです。
ロイヤル・ブラックラ12年は、シェリー樽由来の赤みがかった褐色の色合い、ピーチやダークチェリーの香り、オロロソシェリーから来るスパイス感とナッティさが特徴。
香りは甘くフルーティー、クリーンでエレガントな味わいでした。
トワイスアップにすると甘みが増します。

ロイヤルブラックラ18年とシェリー
パロ・コルタドシェリーとロイヤルブラックラ18年

他に、パロ・コルタドシェリー樽でフィニッシュさせたロイヤル・ブラックラ18年と、パロ・コルタドシェリーそのものもテイスティング。
シェリーの基本やパロ・コルタドシェリーの希少性などが丁寧に紹介されました。

ロイヤルブラックラ18年は、12年よりもドライでシャープな印象でした。
スパイス、カカオ、ほのかなシトラスとバニラなど複雑な香りが感じ取れます。

まむ

ドライ好きなので、個人的には18年のほうが好みでした!

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料理とのペアリング

テーブルセット

ロイヤル・ブラックラとの調和が計算された、独創的なフルコースとのペアリングも堪能しました。
どの料理もウイスキーの風味が引き立つように計算されていて、イベントではシェフの中西隆さんが一品一品を丁寧に紹介してくれました。

提供された料理は全部で6品。
バニラやカカオといったウイスキーの持つ香りや要素を含んだ料理が多く「ウイスキーと合わせるからこそ」の料理が盛りだくさん。
苦味や薫香を強調した料理もあり、ウイスキー好きのためのユニークのフルコースだと感じました。

料理の一部をご紹介します。

▼オマール海老のサラダ/バニラオイル

オマール海老のサラダ

ウイスキーと相性の良いバニラを使った、オマール海老のサラダです。
はっきりと感じられるバニラの甘い香りが海老の食感とほのかな塩味にマッチし、ロイヤル・ブラックラの香りを引き立てます。

▼ナスのスープ/燻製オイル/カカオ

ナスのスープ/燻製オイル/カカオ

焼きナスの香ばしいスープに、塩味の効いたアンチョビのエスプーマと燻製オイルがかかった料理です。
スープの下にはカカオのくず餅が隠れていて、カカオの苦みとナスの香ばしさ、オイルの薫香がウイスキーと調和します。

まむ

カカオのピリピリする苦味、スープの塩味がたまらない料理でした!

ウイスキーに合うし、これまで一度も食べたことのない味わいで美味しかった。

▼鮎のフリット/キュウリソース

頭も食べられる鮎のフリットは、シェフによると「コンフィしてから、揚げている」とのこと。
香ばしい香りと、鮎の内臓の苦みがウイスキーにマッチします。

まむ

鮎の躍動感がすごい。

ロイヤル・ブラックラのカクテルを味わう

カクテルを作るバーテンダー

ゲストバーテンダー野間さんによる、スペシャルカクテルのメイキングデモンストレーションも行われました。
野間さんいわく、「ロイヤル・ブラックラの味わいを増幅させるイメージで作っている」カクテルとのこと。

使用されているのはロイヤル・ブラックラ12年にアールグレイ、マルティーニビター、ペドロヒメネスシェリー、ライムジュースなど。
これらの繊細な素材をステアし、エルダーフラワーのトニックウォーター、ライムの皮やティムットペッパーを入れ、さらに「王のためのウイスキー」を象徴する金箔で仕上げられます。

素材の一つ一つについて、野間さんはロイヤル・ブラックラのどの味わいを強調させるか解説し、エレガントな動きでカクテルを作っていました。

まむ

めちゃくちゃ素敵な声のバーテンダーさんでした。

デモンストレーションは見ごたえがあります。

オリジナルカクテルは、ロイヤル・ブラックラのシェリー感やスパイス感が強調されていました。
スパイスやハーブの香り、ほのかな苦味、シトラス系の爽やかな香りなどさまざまな風味が楽しめる、立体的かつ複雑な味わいです。

まむ

料理に続き、カクテルも未知の味。

こんなカクテル飲んだことない…!

最後に

ロイヤル・ブラックラの魅力を余すことなく味わえる「ROYAL BRACKLA THE FINISHING TOUCH」。
イベントを通じて、ロイヤル・ブラックラの味わいやストーリーを堪能できました。
料理とのペアリングやカクテルからスコッチの新たな魅力が垣間見え、改めて「ウイスキーって良い!」と感じられるイベントでした。

テイスティングや物語の解説はとても丁寧なので、ウイスキー初心者の方も楽しめるでしょう。
ウイスキー通な方にとっては、料理やカクテルで未知の体験ができるイベントだったのではないでしょうか。

「ROYAL BRACKLA THE FINISHING TOUCH」に興味を持たれた方は、公式サイトで開催情報をぜひチェックしてみてください。

ROYAL BRACKLA THE FINISHING TOUCH
公式サイト:https://dewars-jp.com/campaign/royalbrackla/finishing-touch

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