2024年10月、エンジェルズエンヴィのディナーイベント「ANGEL’S ENVY–Around the table–」に行ってきました!
エンジェルズエンヴィとは、ケンタッキー州でつくられているプレミアムバーボンです。
ポートワイン樽による後熟が行われており、その名のとおり天使がねたむほどの美味しさを持っています。
そんなプレミアムバーボン・エンジェルズエンヴィを「これでもか!」というくらい楽しみ尽くせるイベント「ANGEL’S ENVY–Around the table–」。
イベントで体験した、エンジェルズエンヴィを楽しむ6つのコンテンツを紹介します。
- 都内オーセンティックバーの元バーテンダー
- ウイスキーエキスパート所持
ジンやウイスキーを中心に、これまで300種類以上のお酒を飲んできました。実体験をもとに、「本当に美味しい」と思ったお酒を紹介します。
ANGEL’S ENVY –Around the table– イベント概要
ANGEL’S ENVY Around the table
日程:2024年10月8日(火)
時間:19:00~21:30(受付開始18:30)
場所:Social Kitchen 虎ノ門(日比谷線 虎ノ門ヒルズ駅から徒歩3分)
次回開催情報:ANGEL’S ENVY – Around the table
エンジェルズエンヴィを楽しむ6つのコンテンツ
イベントでは、さまざまなコンテンツで「エンジェルズエンヴィ」が楽しめました。
その6つのコンテンツを紹介していきましょう。
- ストーリーを知る「セミナー」
- ストレートを味わう「テイスティング」
- ペアリングを楽しむ「フルコースディナー」
- 変化を楽しむ「カクテル」
- シェイキングを体験する「カクテルメイク」
- マリアージュを楽しむ「DJ音楽」
セミナー|エンジェルズエンヴィのストーリーを知る
イベントではバカルディ社の金城さんによるセミナーが行われ、エンジェルズエンヴィのストーリーと魅力を学べました。
まず、バーボンの基礎知識から解説がスタート。
ウイスキーのつづりの違い(Whisky / Whiskey)が生まれた歴史的背景や、ケンタッキーストレートバーボンの定義などが紹介されました。
なお、エンジェルズエンヴィは4〜6年もの熟成期間を経ているそう。
エンジェルズエンヴィの特徴として強調されたのは、ポートワイン樽によるフィニッシュです。
ポートワイン樽で後熟させることで甘みと複雑さを生み、この革新的な製法は創業者リンカーン・ヘンダーソン氏のアイデアによるものです。
それから名前にある「Angel」は、樽熟成中に蒸発するウイスキーを指す「エンジェルズシェア(天使の分け前)」にちなんだもの。
完成したウイスキーを飲んだヘンダーソン氏が「天使がねたむ(Angel’s Envy)ほどの素晴らしい出来だ」と冗談を言ったことから、このブランド名が生まれました。
由来や背景を知ると、ウイスキーがますます美味しくなる!
プレミアムバーボン「エンジェルズエンヴィ」の特徴や成り立ちを詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
テイスティング|エンジェルズエンヴィをストレートに味わう
ゲストバーテンダーの指南のもと、参加者全員でエンジェルズエンヴィの色、香り、味わいを順を追って楽しみました。
バーテンダーは、 Bar TRENCHのロジェリオ五十嵐ヴァズ(Rogerio Igarashi Vaz)さん。
軽妙なトークで、テイスティングを分かりやすく教えてくれました。
まずは「目」で楽しみます。
エンジェルズエンヴィの美しいアンバーカラー。
グラスを傾けてゆっくりと回せば、シルキーな質感と微かに残る跡が見えます。
次は「鼻」で香りを楽しみます。
軽く鼻を近づけるとバニラ香やナッティさ、フルーティーな香りを感じます。
ロジェリオ氏の解説によると「カシス、ブラックベリー、レーズンの香り、さらに深く探るとダークチョコレートやバニラの香り」とのこと。
いよいよ「舌」で味わいます。
最初の一口を少量含むと、スパイシーさと刺激の中にバニラやプラムを感じます。
ロジェリオさんが「わずかに洋ナシも」と説明していたので、必死に探しました。
どれだ、洋ナシ・・・。
余韻は非常に長く、樽由来のポートワインのリッチな香り、熟したフルーツの香りも感じました。
空気に触れて時間が立つと、香ばしい穀物の香りが強まり、より甘く感じられるように。
解説を聞きながら飲むので味わいが分かりやすく、自分だけでは気づけない味や香りが発見できました。
フルコースディナー|エンジェルズエンヴィのペアリングを楽しむ
ペアリングのフルコースディナーを手がけているのは、日本橋馬喰町「nôl」のシェフ丹野貴士さんです。
どの料理も大変美味で、中にはエンジェルズエンヴィがソースなどに使われている品もありました。
いただいた料理は、次のラインナップです。
- とうもろこしのアミューズ
- 鮪のタルタル 焦がしトマトソース
- 鮎のタコス
- 白身魚のヴァプール ブールノワゼットソース
- ローストチキン・スペルト小麦・卵黄のコンフィ
- ブルーベリーのクレームダンジュアングレーズソース、バジルのオイル
会場のライブキッチンでは調理する様子が見られ、その一部をご紹介します。
「ローストチキン」の迫力ある調理場面です。
完成品のローストチキン・スペルト小麦・卵黄のコンフィはこちら。
メインのチキンはもちろんのこと、古代小麦の一種「スペルト小麦」も美味しく、食感が新鮮で楽しい料理でした。
次の写真は、お肉料理の前にいただいた鮎のタコスです。
このタコスには、鮎の頭は使われていません。
その使われなかった頭部分の燻製が、希望者に振る舞われました。
ちょっとかわいい。
あと美味い。
豪華な料理はどれもウイスキーとの相性が抜群で、お酒が進みます。
お水も飲みつつ、ゆっくりとマリアージュを楽しみました。
カクテル|エンジェルズエンヴィの変化を楽しむ
カクテルも存分に振る舞われ、エンジェルズエンヴィの味の変化が楽しめました。
バーテンダーのロジェリオさんが2種類のカクテルを作ってくれました。
まずいただいたのが、ピックファイブハイボールです。
この名前は競馬の賭け方にちなんでいて、5頭の馬を当てる難しい賭け方が由来になっているそう。
材料はエンジェルズエンヴィ・メープルシロップ・レモンジュースなどで、シェイクして炭酸を加えれば完成です。
エンジェルズエンヴィの分量は45ml。わりと強め。
柔らかい甘みと酸味が美味しく、爽やかで飲みやすいハイボールでした。
ロジェリオさんの流れるような鮮やかな手さばき、華麗なシェイキングは見ごたえ抜群です。
次にいただいたのはクラシックカクテルの代表格、オールドファッションドです。
材料はシンプルで、エンジェルズエンヴィ50mlに甘みとビターズ、ピールなど。
エンジェルズエンヴィの香りと甘みが引き出された、リッチな味わいのカクテルでした。
どちらのカクテルも期待以上に美味しかった!
エンジェルズエンヴィの器は大きい。
カクテルメイク|シェイキングを体験する
イベントのハイライトのひとつが、カクテルを作るワークショップです。
シェーカーが配られた!
ビルドカクテルではなく、まさかのシェイク。
ロジェリオさんの指導のもと、参加者全員でカクテル「ペーパープレイン」づくりに挑戦しました。
ペーパープレインはバーテンダーのサム・ロス氏が考案した、ニューヨーク生まれのモダンカクテルです。
まず、材料のエンジェルズエンヴィやリキュールなどをシェーカーに入れます。
材料の後に氷を入れたらしっかりとフタをして、いよいよシェイク。
一斉に作るので、会場中に「シャカシャカ」というシェイカー音が響きました。
みんな振ってる。楽しい。
シェイクが終わったら中身をグラスに注ぎ、最後にレモンを飾ればペーパープレインの完成です。
エンジェルズエンヴィが20mlほど入っていますが、シェイクによってまろやかになっていてアルコールの角は感じません。
自分で作ったカクテル、めっちゃ美味しい。
この後、ベースウイスキーを「エヴァン・ウイリアムス」に変えたペーパープレインが配られ、飲み比べも楽しめました。
比較するとエヴァンのほうがシャープでエッジが効いており、全く違う味わいでした。
DJ音楽|ウイスキー×音楽のマリアージュを楽しむ
イベント会場ではDJ Leo Gabriel(レオ・ガブリエル)さんが担当する音楽が常に流れており、気分を盛り上げます。
ジャズを主軸にさまざまなジャンルをとり入れた音楽を作っているそうで、奥行きのあるサウンドとリズムが心地良かったです。
いつまでも聞いていたい感じ。おしゃれ。
プレミアムなバーボンを味わいながらフルコースディナーを食べ、さらに音楽まで同時に味わう。
味覚、嗅覚、視覚、聴覚が刺激される、豊かで贅沢なひとときでした。
最後に
エンジェルズエンヴィの魅力をあますことなく楽しみ尽くすイベント、「ANGEL’S ENVY –Around the table–」。
ペアリングやカクテルをとおして、エンジェルズエンヴィの新たな魅力や懐の深さを発見できました。
セミナーやテイスティング解説は非常に分かりやすく、ウイスキー初心者の方も安心して楽しめるでしょう。
カクテルづくりのワークショップは特に印象的で、楽しい体験でした。
シェイク楽しいよ。ぜひ体験してほしい。
ディナーイベントは今後も開催予定です。「ANGEL’S ENVY –Around the table–」に興味を持たれた方は、ぜひ公式サイトをチェックしてみてください。
ANGEL’S ENVY – Around the table –
公式サイト:https://www.angelsenvy.jp/aroundthetable/