【レビュー】グレンギリー12年は高バランス!スイスイ飲める優しいウイスキー

【レビュー】グレンギリー12年は高バランス|スイスイ飲める優しいウイスキー

グレンギリー(Glen Garioch)は、スコットランド・ハイランド地方に現存する最古級の蒸留所です。今回は、ノンチルフィルター、アルコール度数48度の「グレンギリー12年」を飲んだ正直レビューをお届けします。

まむ

結論、めっちゃうまい。
バランス良過ぎてやばい。

購入を迷ってる人、味わいが気になる人はぜひ参考にしてみてください!

この記事を書いた人
まむ
  • 都内オーセンティックバーの元バーテンダー
  • ウイスキーエキスパート所持

300種類以上のお酒を飲んできた実体験を基に「本当に美味しい!」と感じたお酒を紹介しています。

目次

グレンギリー12年とは

グレンギリー12年

グレンギリー12年は、グレンギリー蒸留所が手がけるシングルモルトウイスキーです。

バーボン樽とシェリー樽で熟成した原酒をマリッジさせており、アルコール度数は48度、ノンチルフィルターのスコッチです。

銘柄Glen Garioch Aged 12 Years
種類スコッチウイスキー/シングルモルト
蒸留所グレンギリー蒸留所
(東ハイランド・オールドメルドラム )
所有サントリーグローバルスピリッツ
設立年1797年

30秒で読める!グレンギリーの特徴まとめ

ユニークポイントだけ知りたいという方のために、グレンギリーの4つの特徴をまとめました。

  1. 1797年創業のハイランド最古級の蒸留所
  2. 複数のオーナー変遷を経て、現在はサントリー傘下
  3. 伝統的な直火蒸留とフロアモルティングを再導入
  4. サントリーブレンデッドウイスキー「碧Ao」のキーモルトのひとつ

【レビュー】グレンギリー12年の味わい

まむ

センスのいいボトル。
クラフト感がおしゃれ。

ストレート、ロック、ハイボールを試してみました。それぞれ紹介します。

ストレート

色はハチミツのような黄金色。
一口飲むと、花の蜜のような甘みが口に広がります。それから、素朴なクッキーを思わせる麦の甘み。フレッシュ。

まむ

おいしい~~~~

しっかりしたオークの香り、ややスパイス、カカオのビターさ。アルコール度数48度、ノンチルフィルターの力強さもしっかり感じられます。程よい長さの余韻。

リッチなのにくどくない、とにかくバランスが良いです。絶妙なバランスで、「潔さ」が感じられるシングルモルト。「俺って美味しいでしょ」みたいなオラオラ感のない、奥ゆかしさを感じました。好き。

ロック

氷で冷やすと、果実味が強まります。洋ナシのフルーティーさ、クリーミーな口当たり
えぐみ、渋みなし。アルコール臭が際立つともありませんでした。加水しても変わらず美味しいです。

ハイボール

すっきり甘く、飲みやすいハイボールに仕上がります。炭酸で割っても、えぐみや渋みはほぼ出ません。

まむ

すごい。ハイボールもバランス良くて美味しい!

苦味・甘み・香りのバランスは崩れず、食中酒にもピッタリの味わいです。ほのかな甘みがあり、合わせる食事は選ばないでしょう。和洋中、オールラウンダーでいけそうです。

フルーティーかつフレッシュで、ハイボール単体でも美味しくスイスイ飲めます。飲み過ぎ注意。

グレンギリー蒸留所の誕生とオーナーの変遷

グレンギリー蒸留所
Glen Garioch Distillery Photo by Alan Jamieson
CC BY-SA 3.0Wikimedia Commons

グレンギリー蒸留所はハイランド最古級の蒸留所のひとつで、1797年、ジョン・マンソンとアレグザンダー・マンソンの兄弟によって設立されました。蒸留所は東ハイランドのアバディーンシャー にあるオールドメルドラムに位置し、ここは古くから大麦の一大生産地として知られている地域です。

創業から200年以上の間、蒸留所のオーナーは何度も変わっています。1884年、ワイン・スピリッツ商のJ.G.トムソン社が買収。その後、J.G.トムソン社は後に「VAT69」を生み出したウィリアム・サンダーソン社をパートナーに迎え、グレンギリーはそのVAT69のキーモルトに使われます。

その後1937年、蒸留所はDCL(ディスティラーズ・カンパニー・リミテッド)社の傘下になり、1970年にはモリソン・ボウモア社が買収。1994年からはサントリー(現サントリーグローバルスピリッツ)がモリソン社の全株式を取得したため、蒸留所はサントリー傘下となりました。

その後グレンギリーは1995年10月から約2年間休業の後、操業を再開。2020年代にはサントリーによる大がかりな改修プロジェクトが行われ、現在に至ります。

グレンギリーの製法

2020年代の蒸留所の改修プロジェクトに伴い、グレンギリーは直火蒸留フロアモルティングの再導入に踏み切っています。

かつてグレンギリーは、北海油田から産出された天然ガスを熱源とした直火蒸留を導入していました。その後、主流となった間接加熱による蒸留を行っていましたが、近年の大規模な設備投資により、直火蒸留が再導入されています。

さらに、かつて行われていたフロアモルティングも再導入。1990年代まで行われていたこの製麦方式を、蒸留所内の一部で復活させています。

「碧Ao」のキーモルト

グレンギリーは、サントリーのブレンデッドウイスキー「碧Ao」のキーモルトのひとつです。

「碧Ao」は世界5大ウイスキー産地すべての原酒をブレンドしたウイスキーで、スコッチ原酒として、アードモア蒸留所とグレンギリー蒸留所の原酒が使われています。

まとめ

グレンギリーは、なめらかクリーミーな高バランスのシングルモルトです。

大麦の甘さ、オーク由来のウッディな香りが遺憾なく感じられ、花の蜜のような甘みが心地よい味わい。月並みな言い方ですが、万人受けする味のスコッチだと思います。

特に、「エッジが効いたウイスキーを最近のみ過ぎてるなあ・・・」という方、このグレンギリーを味わってみてはいかがでしょうか。高バランスの魅力を再発見できますよ。

【レビュー】グレンギリー12年は高バランス|スイスイ飲める優しいウイスキー

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次